男も女も解放的になり、果実のように弾けるパッションシーズン。
街中、露出の高い格好でウロウロする者も多く、観光客や若者で賑っており、私からすると遠い世界の話だ。
私は、パチンコ屋のホールスタッフで働く38歳。
一応、結婚もしており、20歳になる子供もいる。
私は、高校卒業と同時に結婚したせいか、あまり女を知らずに生きていた。
猛暑ということもあり、職場と自宅の往復ばかりに、正直、うんざりしていた。
とある店休日にパチンコ屋の店員仲間に誘われ、バーに飲みに行く事になった。
たまにはリフレッシュしたいこともあり、久しぶりに朝まで飲むつもりでいた。
とりあえず酒だけ飲めればどこでもよかったので特に洒落た格好もせず待ち合わせた。
気持ち悪いことに他の二名も集合時間より前に集まっていて、女と待ち合わせでもないのに張り切っていた。
もちろん他の二名も適当な格好である。気にせずに街を徘徊してたら若いボーイからチラシをもらった。
行く宛てもなかった私たちはそこで日頃の憂さ晴らしも込めて飲みに行った。
ところがいざ向かって天文館のビルの6階に新しくテナントとして入ったばかりの店でお洒落なバーであった。
男三人で飲むには場違いな雰囲気ではあったがそこで飲むことにした。
私はお洒落なバーに来るのは初めてで飲むペースを控えていたが、他の二名は酒のペースが早く、30分も経たないうちにいい気分なっていてベラベラ語り始めた。
職場の愚痴から、コーヒーレディの噂話、家庭の話・・・
どれも酒が不味くなる話だったがとりあえず相槌だけは打っといた。
ヒートアップする会話の中で所々、出しゃばった店のマスターが話題に入っていたがとりあえず流していた。
そんな中、私が唯一興味を持つ話をマスターが振ってきた。
「最近の若い子はわっぜ締まりがよかごたなぁ。いっど挿れたら離してくれんど。」とニヤニヤしながらハメ撮りと携帯のメモリを見せ付けてきた。
彼の話を聞くと、結婚してからも遊び呆けていて、私とは全く無縁の世界を熟知している。最近では巷で有名な出会い系マスターらしく、リアルの世界を充実している、言わば「リア充」と呼ばれる勝ち組だ。
その上、肌も艶々していて色黒だ。若干憎たらしかった。
マスターの自慢話に付き合っていると酒も入っていたこともあり、次第に激しい憎悪と妬みを覚えた。
そんな彼が私を哀れんだのか、黙ってその場から離れおススメのサイトがあると言って雑誌を持ってきて見せてくれた。
それが「PCMAX」と私の初めての出会いだった。
マスターの話は嫉妬するほど羨ましい話だったこともあり、妙に説得力があったので早速試してみることになった。
しかし、その場の勢いで登録したはいいが、初めて出会い系を使う私は正直不安だった。
無料ポイントで遊べば何の問題もない。自分にそう言い聞かせた。
最初に繋がったのは私の同じ年、千恵美38歳。マスターの話を聞いてから若い子の締まりが頭から離れない。そう、私は若い子の発育について市場調査がしたかったのだ。
千恵美とは連絡先を交換してまたの機会にすることになった。
次に繋がったのは専門学生さつき19歳。
露出や複数プレイに興味のある彼女は3Pがしたいらしく、彼氏の前で知らない人に犯されてみたい。
そんな願望を彼氏の合意の下、探していたらしいが、中々見つからなくて困っていた。
物好きな彼氏だなと思いながら、私はすぐに会うことになった。
飲みにきた同僚達と助言をくれたマスターに別れを告げ、その場を跡にした。
30分後、指定のホテルに着いた私は、とりあえずブレスケアを口に含め、下唇だけリップを塗って電話を掛けた。
すでに双方とも到着して、先に部屋に入っているとの事で急いで指定の部屋へと向かった。
部屋に入るとミニスカートで露出の高い格好している女の子が煙草を吸っていた。
彼氏は先に風呂に入っているらしい。さつきと話しているうちにムラムラしてきたので彼氏を差し置いて先に済ませようと思ったが、緊張していたので風呂に入って落ち着いてからすることにした。
ガチャ。扉が開く音がした。頭にタオルを掛けたまんま若い男が出てきた。
「うっす。来てたんすね。風呂でも入っとってください。」目も合わすことなく奥のソファーに座った。
お互い顔も合わせずまま私はすぐに風呂に入った。
シャワーを浴びながら気持ちを落ち着かせていると喘ぎ声が少しずつ聞こえてきた。
落ち着いていれず、すぐに風呂から上がった。
風呂から上がりベッドを覗くと、さつきが彼氏のを咥えながら四つん這いになっていて、パンツを食い込せたお尻で風呂上りの私に優しくご挨拶。
すると男が驚いた声で言葉を発してきた。
「なんで・・・ここにいるの?」
私も驚いて一気に息子が萎えた。
こんな偶然があるのだろうか。神様の悪戯なのか・・・
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、そう、そこにいたのは20歳になる私の息子の姿でした。
3人は無言で互いに見つめ合った。
10分くらい経過し、私はその場に硬直したまんま口を開いた。
「お母さんには内緒にしろよ。パソコン買ってあげるから」と咄嗟に言ってしまった。
息子もすぐさま口を開き、笑いながら、「だからよ。それぐらいしてくれんと割りに合わんからね」と言ってくれた。
みんなで笑った。長い夜だった。この日の夜のことは忘れない。
初めてお洒落なバーにいった夜。
初めて出会い系を使った夜。
初めて浮気をした夜。
初めて若い子の絞まりを知った夜。
そして初めて息子と一緒に3Pした夜。
それからの私たちはと言うと、ピーシーマックスを使って他の女性と息子と3Pをして楽しんでいる。
私たち親子はPCMAXを通して絆が強くなった。FOREVER PCMAX。