妻以外の女性を、、と思ったときに出会い系サイトを利用している。
勿論 良くないことだとは、私自身 認識はしているのだが、、、、
先週の寒波が吹き荒れた時も、ふいに悪い癖が顔を出してきた。
仕事を終えて、よく利用する出会い系アプリペアーズにログインを掛けてみる。
世間では、こういうのを中毒と呼ぶのだろう。
直ぐに何人かの人妻、熟女とメールしたが、その中で、一人の熟女が私の目にとまった。
「42歳で。今 仕事 終わって薬院駅にいるけど寒すぎるから、どこか行きたい」との事。
私は、こういう文面で相手女性を決める癖があるようだ。
そのまま 相手の詳細は聞かずに番号だけ交換して、西鉄ストアの前で待ち合わせた。
妻には、直ぐ電話をし「残業で遅くなる」と伝えると、「夕飯は？」と聞かれたので、「会社で適当に食べる」と伝えてから車を走らせた。
間も無くして到着し、女性に電話を掛け 車種を伝えると直ぐに助手席の窓を叩く音が。。。
一瞬 驚きつつも助手席側に目をやると「吹石 一恵」に似た感じの女性が、寒さからかコートに身体を包み込むようにして、こちらを見ていた。
直ぐに助手席に乗せ、まずは彼女の冷え切った身体を温めるために、薬院駅 近くの居酒屋で暖をとることにした。
話を聞くと、どうやら歯科助手をしてて、旦那とは先月 別れたばかりらしい。
そんな矢先、雑誌でペアーズを知ったらしく、利用するようになったとか。
そして、今日は急激に寂しくなったらしく、旦那に連絡する勇気もなくて、結局ペアーズをとのこと。
お互い 余計な詮索はせず、他愛もない話をしながらも彼女は、ビールとカクテルで「いい気分になってきた」と大きな瞳でこちらを見つめてきた。私はアルコールを二杯目からは控えていたこともあり彼女の仕草には、聊か照れを覚えたが、彼女のＯＫサインだと解釈し二人の距離を縮めた。
少ししてから店を出ると彼女は酔っていたからなのか、私の手を握ってきた。
そのまま、車に乗り込み 春吉方面に車を走らせた。その間も彼女は、ずっと私の手を握りしめていた。
ホテルに入って、シャワーを浴びようと服を脱ぐと、彼女は、どうやら着痩せするタイプらしくその身体は、決して細過ぎず、そして太過ぎず 私好みの身体つきをしていた。
彼女は、しきりにウエスト回りを気にしていたが、全然 気にする程のことでも無い。
ベットに入って最初のうちは、恥じらうように抑え気味の声を漏らしていた彼女だが、身体が敏感に反応する部分を焦らすように愛憮し続けると次第に抑揚のある声に変化した。
後は、お互い激しく絡みあい二人の濃厚な時間を物語るようにシーツは、湿り気を帯びていた。
ふと時計を見ると既に時計の針は23時を指しており、どうやら二時間以上も本能のままに求め合っていたらしい。
このまま別れるのも惜しかったので「また会える？」と問うと、彼女はニッコリ笑って「こちらこそ」と返事をくれた。
ホテルを出てから、彼女を高砂駅まで送り、翌週 水曜日に再び会う約束を取り付けた。
「ただいまぁ」と家に帰ると妻が「おかえりなさい」といつものように迎えてくれた。
私の妻に対しての罪悪感が尽きることはない。子供も来年、高校受験を控えており、家庭を第一に考えなくてはならないが、今日みたいなことがあるから、やはり当面の間は、「ペアーズ」を止められそうにない。
