私は、女の子が大好きで大好きで毎晩ナンパに出ていた。
天神に出没しては、女の子をナンパしてお持ち帰りしていた。
春夏秋冬 問わずナンパしていたせいか「ヤリチン、チャラ男」と街ゆく人から罵声を浴び始めた。
確かにグループでナンパしたり、恰好も派手で目立っていた為、仕方ないと思っていた。
とある冬の夜、寒い中 朝方までナンパして何も収穫なく途方にくれて、警固公園で体を休め、ふと我に返った「なにやってんだろう。罵声を浴びながらナンパして… ツレは五時間前に女とセックスしてんのに…はぁ…」
疲労感と脱力感が一気に込み上げた。
家に帰って、ふと新聞に目がいき、煙草を吸いながら九スポを広げ、ソファーに腰掛けた。
読んでいるうちに眠くなりながらも堪えて読み続けた。
その時、目が覚めるような記事が偶然目に入った。
出会い系サイト、ワクワクメールだった。
早速、登録して使ってみる事にした。
最初にやり取りしたのが、36歳 東区 千早 住みの女性。若干遠いので番号交換だけして次回会う事にした。
2人目は、春吉住み29歳の女性で家も徒歩圏内の為、10分後に近くのセブンで待ち合わせることになった。
コンビニに着いたら既に、白いダウンに黒のミニスカで今風な若い人妻が、入口付近で煙草を吸っていたので早速声を掛けた。
「アンナちゃんかな?」「はぁ?ちげーし…きもっ。」単なる勘違いだった。
ガッカリして店内に入ろうとすると後ろから袖を引っ張られた。
振り返ると白のニットワンピースに暖かそうなポンチョを着て笑窪の めちゃくちゃ可愛い人妻が恥ずかしそうに立っていた。
寒そうに手を擦っていた彼女が更に可愛く見えた。
でもあまりにも寒そうだったので、目の前にカフェがあったので直ぐ店内に入り、暖まりながらまったり会話をする事になった。話題は最近の恋愛から仕事の話に。
話を聞くと、スナックでのストレスと別れた旦那を引きずっているとの事。
そんな彼女を心配した友達が「出会い系サイトのワクワクメール」を薦めてきて初めて使ったらしい。
眠気の事を忘れる程、話題は盛り上がり意気投合。
カフェを出て、私の家でDVDを見ることになった。
家に着くと、ベッタリしてくる彼女に興奮してきて、そのままソファーに押し倒して優しくキスをして、イチャイチャして念願のセックスまで持ち込むことが出来た。
結局、彼女自身も吹っ切れて、実家の熊本に帰る決心がついたみたいであれ以来会っていないが、未だに連絡は取っている。
それからの私はというと、週末は必ずワクワクメールを使って遊びまくっている。
初めて使った出会い系サイト、ワクワクメールで20分という短時間で本当に出会える事が出来、味を占めたら辞めれるわけないっしょ!