私は企業ミュージアムで派遣社員を統括する立場で仕事を行っています。私自身、仕事とプライベートは完全分離すべきというポリシーがあったので派遣社員と社員が個人的に食事に行ったりすることもルールとしてNGにしていました。実際に堅苦しいといいながらも職場の風紀を守るためには非常に重要なルールだったと思います。
男女の感情のもつれほどやっかいなものはありません。いかに職場には持ち込まないということにしていても関係がぎくしゃくすれば必然的になんらかの影響が業務上にも出て、周囲も影響を受けてしまうはずです。という環境の中、私自身がそのルールをおかしてしまうことになってしまったのです。
個人的な感情も一切なかったのですが彼女のご両親のご不幸の際に手続きなどで相談に乗っているうちに少しずつ情が入るようになってしまいました。特に私は家庭があるだけに必要以上に近づくことがNGであることはよくわかっていました。
が、そう思えば思う以上お互いに少しずつ接近してしまい関係をもってしまったのです。あとは必要以上に会いすぎないこと、職場に絶対に影響を与えないことを前提にゆるく関係が続いています。
考えてみると妻との関係がギクシャクしてたタイミングも重なったのが原因の一つかもしれません。精神的に参ってしまうと、その後の関係性にも影を落とすことになります。要するにセックス自体に抵抗感を感じるようになってしまうのです。
結果、不倫を許容するようになり、他の女性の優しい部分、癒し、母性に甘えてしまったかもしれません。ちなみにお相手の方は、私よりも5歳年上の大人の女性。毎回おおらかな態度で接してくれて、傷ついた私を包み込むように癒してくれます。決して正しいことではないとはいえ、今となっては離れることも難しい微妙な段階になっています。