28歳の頃、結婚が破談になり、途方にくれていた時期がありました。『もう、バツイチの私はこのまま結婚できないかもしれない、職も失ったし、どうしたら良いのだろう』と数ヶ月、うつうつとした状態が続きました。
でも、このままでは私がダメになると思い、とりあえず派遣社員として働くことにしました。派遣先は外資の会社で医療用品を販売しており、営業で病院まわりを担当しました。その時、製薬会社の男性が私に声をかけてきて、待合室で小さな声で話をしました。
私が先に帰ろうとすると、その男性から『今度食事に行きませんか?』と誘われて、ついに念願叶い、デートすることになったのです。知的なイケメン男性(Iさん)だったので、私はいつのまにか恋に落ちてしまい、ついにお付き合いが始まったのです。
車でドライブ中、Iさんとの会話が楽しく、フィーリングが合うことに気づきました。そしてその夜、ついに私達は一つになりました。数回めのデートで、私は目が点になりました。Iさんが薬指に堂々と指輪をしているではありませんか?
私が何も言えずにいると、Iさんから『ごめん、僕が既婚者だとわかったら、君は逃げるよね。だけど、本当に好きになったんだ、だからそばにいてほしい』と真剣に言われ、私はその情熱に負けて、不倫の恋に走ってしまいました。こんなことをしてはいけないとわかっているのに、お互い、身体を求めてしまいます。
相性が良いことに気づいた2人は、『もう離れられない、もっと、もっと奥』と本能のまま求め合いました。会えばすぐに欲しくなる、Iさんも私とのセックスに溺れていくのがわかりました。付き合い始めて一年が過ぎた頃、Iさんは転勤することになりました。
奥様とは何とかうまくやっているようでしたが、Iさんの行動を監視するようになり、ついに別れを決意しました。不倫の恋の鉄則は、【相手に結婚を求めない】【土日は電話しない】など、耐えなければならない条件があり、女性にとっては不利な立場であり、演じ続けなければなりません。
私は、そんな女にはなれないと思い、期間限定の恋を選びました。別れのたびに傷つくのですが、磨かれていくのか、モテ期が到来しました。本物の恋に出会いたい!